学会賞・学術奨励賞について
学会賞・学術奨励賞について
日本組織適合性学会においては、以下の規定にあるとおり、免疫遺伝学の分野において顕著な業績をあげ、本会の発展に特筆すべき功績を残した学会員または名誉会員(年齢制限無し)に学会賞を授与しています。 また、若手の学会員の研究を奨励するために、学術奨励賞を設けています。
・2024年度募集要項 (pdf)
・各賞に関する規定 2023_12_27改訂
学会賞受賞者 名簿
年度 | 氏名 | 所属(受賞時) | 受賞課題と講演タイトル |
2024 | 間 陽子 | 東京大学大学院 農学生命科学研究科 地球規模感染症制御講座 |
受賞課題:ウシ主要組織適合遺伝子複合体(BoLA)と感染症 |
2023 | 該当なし | ||
2022 | 該当なし | ||
2021 | 徳永 勝士 | 医療研究センター ゲノム医科学プロジェクト |
受賞課題:HLAと疾患感受性 講演タイトル:HLAと疾患感受性 HLAに学ぶ -ゲノム多様性と疾患感受性- |
2020 | 該当なし |
|
|
2019 | 西村 泰治 |
熊本大学 大学院生命科学研究部 |
受賞課題:臨床応用をめざしたHLAの機能解析 |
2018 | 木村 彰方 | 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 分子病態分野 教授 |
受賞課題:HLAによる自己免疫・慢性炎症・感染性疾患の遺伝的制御機序 講演タイトル:私とHLA |
2017 | 森島 泰雄 | 愛知医科大学客員教授 中部さい帯血バンク理事長 中頭病院 血液腫瘍科 |
受賞課題:HLAと造血細胞移植 講演タイトル:HLAと造血細胞移植 |
2016 | 猪子 英俊 | ジェノダイブファーマ(株) 代表取締役 / 東海大学名誉教授 |
受賞課題:HLAと分子遺伝学 講演タイトル:HLAと分子遺伝学 |
2015 | 笹月 健彦 | 九州大学高等研究院特別主幹教授 国立国際医療センター名誉総長 |
受賞課題:HLAによる免疫応答および免疫関連疾患の遺伝的制御 講演タイトル:HLAに恋して40年 |
2014 | 十字 猛夫 | 日本赤十字社血液事業本部 中央血液研究所 |
受賞課題: 講演タイトル:日本HLA研究の原始時代 |
学術奨励賞受賞者 名簿
年度 | 分野 | 氏名 | 所属(受賞時) | 演題 |
2024 |
最優秀賞 |
森田 真梨 |
京都大学医学部附属病院 血液内科 | 成人 T 細胞性白血病の移植後再発を低減するドナー KIR/HLA 多型 |
優秀賞 |
福永 航也 |
理化学研究所 生命医科学研究センター | サラゾスルファピリジン誘発薬疹に関連する HLA-A*11:01、HLA-B*39:01 および HLA-B*56:03 の同定 |
|
2023 |
最優秀賞 |
人見 祐基 |
国立国際医療研究センター研究所 疾患ゲノム研究部 | 抗原提示補助シグナル分子の遺伝的バリアントに起因する自己免疫疾患感受性の分子機序の解明 |
優秀賞 |
松浦 遼介 |
東京大学大学院農学生命科学研究科 地球規模感染症制御学講座 | 新規Reverse vaccinology手法による牛伝染性リンパ腫ウイルス(BLV)のウイルス様粒子ワクチンの開発 | |
優秀賞 |
宮前 二朗 |
岡山理科大学獣医学部 獣医免疫学講座 | 59犬種829頭を用いたイヌMHCクラスⅠ遺伝子およびクラスⅡ遺伝子の多型解析に基づく犬種内および犬種間の遺伝的多様性の特徴 | |
2022 |
最優秀賞 |
中土 亜由美 |
東京大学大学院農業生命科学研究科地球規模感染症制御学講座 | BoLA-DRB3遺伝子が牛伝染性リンパ腫ウイルス感染症の乳汁に与える影響 |
優秀賞 |
城 友泰 |
京都大学医学部付属病院血液内科 | 移植前のHLA-DP, -DQに対するドナー特異的抗HLA抗体は臍帯血移植後の血球回復を不良にする | |
2021 | 最優秀賞 |
酒井 和哉 |
奈良県立医科大学輸血部 | 日本人の後天性血栓性血小板減少性紫斑病患者における疾患感受性HLAアリルの同定及び高親和性ADAMTS13ペプチドのin silico 解析 |
優秀賞 | 坂本 慎太郎 | 愛知医科大学腎移植外科 | 腎移植後患者における新規ドナー特異的抗体産生リスク予測のためのT細胞およびB細胞エピトープ解析 | |
優秀賞 | 岩﨑 惇 | 京都大学大学院医学研究科血液・腫瘍内科学 | HLA class I抗体エピトープは、非血縁者間骨髄移植後における重症急性GVHD発症の増加と関連する | |
優秀賞 | 城下 智 | 信州大学医学部内科学第二教室 | B型肝炎におけるKIRとHLAの遺伝学的特徴と肝細胞癌合併との関連 | |
優秀賞 | Chieh-Wen Lo | 東京大学大学院農学生命科学研究科地球規模感染症制御学講座 | Association of Bovine Leukemia Virus-Induced Lymphoma with BoLA-DRB3 Polymorphisms at DNA, Amino Acid, and Binding Pocket Property Levels | |
2019 | 最優秀賞 | 上田 翔平 | 熊本大学大学院生命科学研究部免疫識別学分野 | がんの抗PD-1抗体療法との併用に有効なマウスMHC結合性ネオ抗原ペプチドワクチンの開発 |
優秀賞 | 一色 真理子 | 東京大学大学院理学系研究科 | HLA class II領域に作用したオセアニア地域特異的な自然選択 | |
優秀賞 | 鈴木 進悟 | 東海大学医学部基礎医学系分子生命科学 | 非血縁者間骨髄移植におけるHLA遺伝子全領域の多型と急性GVHDとの関連 | |
2018 | 優秀賞 | 人見 祐基 | 東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学分野 | 全ゲノムシークエンス解析を用いた感冒薬関連重症薬疹(CM-SJS/TEN)発症に関わる遺伝要因の網羅的探索 |
優秀賞 | 谷本 幸介 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所ゲノム解析室 | 次世代シーケンサー(NGS)によるアカゲザルMHC クラスI 遺伝子群新規アレルタイピングの試み | |
優秀賞 | Seik-Soon Khor | 東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学分野 | KIBAG - KIR Genotype Imputation with Attribute Bagging | |
2017 | 最優秀賞 | 鶴田 未季 | 熊本大学大学院生命科学研究部免疫識別学分野 | 膀胱癌関連がん精巣抗原由来の長鎖ペプチドに特異的なHLA拘束性T細胞の免疫応答とTCRの解析 |
優秀賞 | 進藤 岳郎 | 京都大学医学部附属病院血液・腫瘍内科 | 慢性骨髄性白血病におけるKIRとHLAのアリル多型はチロシンキナーゼ阻害剤の治療効果と相関する | |
優秀賞 | 岩﨑 研太 | 愛知医科大学医学部腎疾患・移植免疫学寄附講座 | 内皮細胞HLA-class II DRとアロ応答するCD4 T細胞は、anti-A/B抗体接着により抑制される | |
2016 | 最優秀賞 | 田中 友加 | 広島大学大学院医歯薬保健学研究院消化器・移植外科学 | DSA陽性症例における腎臓移植前抗ドナーT細胞応答性の解析 |
優秀賞 | 大貫 優子 | 東海大学医学部基礎医学系分子生命科学 | 免疫介在性壊死性ミオパチー(IMNM)とHLA多型との関連解析 | |
優秀賞 | 杉本 美穂子 | 東京大学大学院医学系研究科人類遺伝学教室 | パニック症のゲノムワイド関連解析のHLAアリルによる層別解析 | |
2015 | 最優秀賞 | 石塚 敏 | 東京女子医科大学中央検査部移植関連検査室 | 補体C1qを用いた血液型抗A/B-IgG抗体検出の有用性 |
2014 | 最優秀賞 | 今村 悠哉 | 熊本大学大学院生命科学研究部免疫識別学分野 | HLA拘束性T細胞を誘導可能な末梢血モノサイト由来樹状細胞の大量産生法の開発 |
優秀賞 | 鈴木 進悟 | 東海大学医学部基礎医学系分子生命科学 | 超高精度次世代シークエンス用アリル判定プログラム (SeaBass) の開発とその検証 | |
2013 | 優秀賞 | 中岡 博史 | 遺伝学研究所総合遺伝研究系人類遺伝研究部門 | HLA遺伝子多型からみた日本人集団の混合的起源 |
2012 | 優秀賞 | 安 健博 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | NFKBIL1はヒトおよびウイルス遺伝子のスプライシングを抑制する |
優秀賞 | 冨田 雄介 | 熊本大学大学院生命科学研究部免疫識別学分野 | HLAクラスI拘束性CTLとHLAクラスII拘束性Th細胞を誘導できる理想的な単一癌抗原ペプチドの同定 | |
優秀賞 | 弓場 英司 | 大阪府立大学大学院工学研究科応用化学分野 | pH応答性ポリマー修飾リボソームを用いた抗原デリバリーとがん免疫治療への応用 | |
2011 | 最優秀賞 | 竹嶋 伸之輔 | 理化学研究所分子ウイルス学特別研究ユニット | 主成分分析および立体構造解析によるMHCの多様性に基づくウシMHCクラスII分子の機能予測 |
2010 | 受賞者なし | |||
2009 | 最優秀賞 | 細道 一善 | 東海大学医学部基礎医学系分子生命科学 | HLA領域のパーソナルゲノム解析法の開発 |
優秀賞 | 竹嶋 伸之輔 | 理化学研究所分子ウイルス学特別研究ユニット | ウシの種分化および品種形成におけるMHCクラスIIDQA1遺伝子の多様性解析 | |
優秀賞 | 陳 智勇 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | 慢性血栓塞栓性肺高血圧症の疾患感受性はmicroRNA-759によって制御される | |
2008 | 最優秀賞 | 宮寺 浩子 | 東京大学大学院医学系研究科 | HLA-DQのトランス型二量体形成能と二量体発現安定性の解析 |
優秀賞 | 藤原 孝記 | 東京都赤十字血液センター | 非血緑者間臍帯血移植におけるレシピェントHLA抗体と生着の関連性について | |
2007 | 受賞者なし | |||
2006 | 基礎系 | 平安 恒幸 | 東京大学院人類遺伝学 | LILRA3遺伝子にみる東アジア特異的な自然淘汰 |
臨床系 | 大谷 仁志 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | 家族性肥大型心筋症(FHCM)の新しい原因遺伝子座はHLA領域にマップされる | |
技術応用系 | 小川 貴浩 | 湧永製薬バイオ事業開発部 | PCR-PHFA法とLuminexシステムを応用したHLA遺伝子解析技術の開発 | |
2005 | 最優秀賞 | 千住 覚 | 熊本大学大学院生命科学研究部免疫識別学分野 | ES細胞から分離した樹状細胞を用いたMHC拘束性T細胞応答制御技術の開発 |
優秀賞 | 志知 大輔 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | HLA領域内のハプロタイプのLDマッピング | |
優秀賞 | 川嶋 実苗 | 東京大学大学院睡眠障害解析学 | 新たなヒトナルコレプシー感受性/抵抗性遺伝子:NCL1-A |
TFB学術奨励賞受賞者 名簿
年度 | 分野 | 氏名 | 所属(受賞時) | 演題 |
2004 | 優秀賞 | 下嶋 典子 | 奈良県立医科大学法医学 | 末梢血および胎盤NK細胞におけるHLA-E tetramerを用いたreceptor 解析 |
優秀賞 | 橋本 奈美 | 東海大学基礎医学系 | LR-PCR法によるHLAクラスI領域の多様性の解析 | |
優秀賞 | 高須 美和 | 東京大学医学部人類遺伝 | HLA-A*3303-B*4403-DR*1302ハプロタイプにおけるHLAクラスI領域のゲノム塩基配列 | |
優秀賞 | 椎名 隆 | 東海大学基礎医学系 | 比較ゲノム解析による霊長類HLA-B/C祖先領域の推定 | |
優秀賞 | 清水 佐良子 | 東海大学基礎医学系 | HLAクラスI領域に位置するDNA修復関連遺伝子MDC!の比較ゲノム解析および比較機能解析 | |
2003 | 最優秀賞 | 柴田 宏樹 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | Functional analysis of the NFKBIL 1 gene product, I kappa B-like (IKBL) protein |
優秀賞 | 重成 敦子 | 東海大学分子生命科学 | SLAクラスI遺伝子領域のゲノム構造解析ーTRIM15ーUBD 遺伝子間の解析ー | |
優秀賞 | 高橋 弓子 | 東京医科歯科大学難治疾患研究所分子病態分野 | Analysis of polymorphisms in the MHC class I genes from rhesus macaques | |
優秀賞 | 大久 保光夫 | 埼玉医大医療センター・輸血細胞治療部 | Analysis of HLA-DRB1*0901-binding HPV-16 E7 Helper T cell Epitope for Therapeutic Usage of Cervical Carcinoma |